避難準備一覧
会話が成立しない相手との別居は一筋縄ではいきません。
とくに相手がこちらに異常な執着で向き合ってくる場合などは、話し合いでスムーズに別居へ持って行くには無理があります。
今の環境から先に進めたいならば、黙って家を出る選択を余儀なくされる場合は珍しくありません。
しかし突然いなくなるわけですから、捜索願いなどを出されないような対策を練ってから家を出ましょう。
置手紙
置手紙は必ず準備しましょうと、以前まではお伝えしていたのですが、専門家の意見を仰ぎました際に、『メールやLINE』でメッセージ送信するだけで問題ないということを伺いました。
どちらにしろ、何らかの形で自分の意志で家を出ましたということを知らせておくことは必要です。
捜索願を出されてしまったり、もしくは子供が誘拐されたと大騒ぎされても困りますので、気休めかもしれませんが緩和の策として必要なステップかと思います。
内容は極めて端的で良いでしょう。
・暴力に耐えられないので家を離れます。
あまり複雑な内容を連ねたところで彼らを更に混乱させるだけです。
必要最低限の内容が良いでしょう。
何かを諭そうとしても人格の不具合を起こしている場合の思考は相手を悪者とする一択のようです。
何もしていないのに突然出ていった。
子供を連れ去られた。
そんな解釈にしか辿り着かない人には、とくに何かを理解させることは無理です。
もう後は専門家に委ねましょう。
捜索願不受理届
事前に居住先の警察署にて捜索願不受理届を出しておきましょう。
その際に警察側も不受理の理由を聞いてくると思うので、DVや精神的虐待があることを伝えておきます。
万が一、あなたがいないことに気づいた相手方が捜索願届を出しにきたとしても受理されません。
そして出来れば別居先が県外だった場合はその地域の警察署でも事情を説明し、必要な届けを出すべきか相談してみましょう。
相談機関の利用
DVモラハラ被害を受けているならば日頃から相談機関の利用はしておくべきです。
相談センターなどは、どこの市にも必ず設置されていると思いますので、日頃からの相談履歴は記録しておきましょう。
あなたの個人情報も忘れずに共有することにより、シェルターなどの利用を希望することがあったり何らかの保護を願い出る時にスムーズです。
別居後の自治体でも相談機関は利用して、配偶者から逃れてきた等の詳細を履歴として新たに残すとより安心です。
この先、様々なステップで、相談履歴はあなたの助けになる可能性が強しです。